パーソナリティ障害とは?

 

近ごろ、「ボーダー」「自己愛性」とか
そういう言葉が、巷でもよく使われるように
なってきましたね。

これらはすべて
『パーソナリティ障害』の1つです。

 

「自己愛性人格障害」や「境界性人格障害」などの
各疾患をより理解するためには、
まず”全体像”を把握する必要があります。

そこで、
『パーソナリティ障害』の全体像を
説明するページを作りました。

 

 

「専門用語」は使わず、かんたんに説明するので
お気軽に読んでください♪

 

●パーソナリティ障害とは?

『パーソナリティ障害』とは、ひらたくいえば
「考え方」や「行動」が大きく偏っていることです。

まぁそうはいっても人間は、みなそれぞれ考え方も違うし
行動もまったく同じではありませんよね?

だから、「考え方」や「行動」が違うのは
至極当然のことなのですが、
パーソナリティ障害は、その程度の差が激しいのです。

 

あなたの周りにも
極端に人と違う反応や行動をしたり
かなり浮いている人っていますよね?

 

 

そういう人は周囲に適合できないものです。

そのことで本人が苦しむケースもあれば
周りの人が困るケースもありますよね?

その場合、
『パーソナリティ障害』と診断されたりします。

 

このように、本人のパーソナリティが偏っていて
社会的に問題が生じるケースを
「パーソナリティ障害」と扱うことにしたのです。

その方が、周囲の理解も得られるし
「治療」もしやすいからです。

 

●パーソナリティ障害の見極め方

あなたは、もしかしたらなんとなく
『パーソナリティ障害』のことを
“パーソナリティ(性格)の障害”だと思っていませんか?

 

名前とおり解釈すると、そう思いがちなのですが
実はそれ、大きな誤解なのです(笑)

『パーソナリティ障害』は決して
「性格が悪い人」のことではありません^^;

 

 

重要なことなので、ハッキリ言っておきますが

『パーソナリティ障害』は、
その人の“「性格」の問題”なのではなく
その人の「能力」の問題”なのです。

“「能力」の問題”なのだから
十分に改善するは“可能”なのですね。

 

米国精神医学会の診断基準(DSM-5)にも
パーソナリティ障害「パーソナリティ機能の減損」
であると明記されています。

だから、「対人能力」をつけたり
「他人の気持ちを理解する能力」をつけたりすることで
『パーソナリティ障害』は改善していけるのです。

 

「性格悪いあいつは、パーソナリティ障害だ」と
誤解しないようにしてください(笑)

 

パーソナリティ障害の定義

ここまで、わかりやすく解説しましたが

一応、世界保健機関(WHO)の定義も
かんたんにご紹介しておきましょう。

 

“パーソナリティ障害”は、
根深い持続する行動のパターンであり、
文化による平均的な人間のものから偏っている。

苦しみやつらさが一つに限局できず、
より深い問題を抱える例がある。

このような患者は慢性的、かつ複数の症状を抱えており、
抑うつや不安感、厭世観や希死念慮などの、
人生を幸せに生きることができないという広範囲に及ぶ問題を持ち、

「自分が自分であることそのもの」「生きることそのもの」、
つまりパーソナリティが苦しみやつらさの中心であるとしか
表現できないような状態を、
「パーソナリティ障害」と位置付けている。

「パーソナリティ障害」という診断名を付けることは、
障害の対象を明確にすることにより、
治療とそのためのコミュニケーションに利用するという
ポジティブな意味でなされている。

世界保健機関(WHO)の定義引用

 

上記の定義は、難しい言葉が多く
わかりにくいですが(笑)

あなたに、覚えてほしいことは
下記の一文です。

 

「自分が自分であること」
「生きることそのもの」
 
つまり、パーソナリティが
苦しみやつらさの中心であるとしか
表現できないような状態を、
「パーソナリティ障害」と位置付けている。

 

これらが意味するところは、

  • 「生きづらさ」を抱えている人
  • 「あなたの考え方」が苦しみの原因の人
  • 「あなたがあなたであること」がつらい人

これらの人は
『パーソナリティ障害』に分類される
可能性があるということです。

 

また、『パーソナリティ障害』の人の大半は、
自分の人生に悩んでいて、職場や社会での人間関係に
問題を抱えています。

 

 

だから、そういう状況にあるときは
『パーソナリティ障害』を疑ってもいいかもしれません。

 

人口の約13%の人が、
何らかのパーソナリティ障害に該当すると言われています。

“パーソナリティ障害”は私たちに、
非常に身近な疾患なのです。

 

●パーソナリティ障害の分類

なんとなく、
『パーソナリティ障害』のイメージを
つかんでいただけたと思うので

最後は、『パーソナリティ障害』の分類
ご紹介して終わろうと思います。

 

アメリカ精神医学会による
『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM)では

10種類のパーソナリティ障害を
3つのカテゴリに分けています。

 

『パーソナリティ障害』の10タイプ

★クラスターA(変人の自閉的タイプ)

妄想性パーソナリティ障害
(他人は危険で信用できないと常に警戒し、心を開かない)
スキゾイドパーソナリティ障害
(つねに1人で行動し、友人を持たず1人でいることを望む)
統合失調型パーソナリティ障害
(病的ではない程度の風変わりな行動や思考がある)
 
★クラスターB (感情的で演技的なタイプ)
境界性パーソナリティ障害
(他社に依存し、過度の期待を抱き、自傷行為に至ることもある)
自己愛性パーソナリティ障害
(他者に賞賛を求め、自分が特別であろうとし、共感能力に欠ける)
反社会性パーソナリティ障害
(反社会的で衝動的、利己的で操作的な成人になって人を欺く)
演技性パーソナリティ障害
(自己顕示性が強く、注目を集める派手なコスプレや真似をする)
 
★クラスターC群(不安や恐怖心が強いタイプ)
依存性パーソナリティ障害
(他者への過度の依存、孤独に耐えられないことが特徴)
強迫性パーソナリティ障害
(完璧主義で融通が利かず、秩序に固執し、他人に任せられない)
回避性パーソナリティ障害
(人間関係を築きたいが、人付き合いが苦手で批判や拒絶に敏感)

 

上記の10種類に分類されています。

 

自己愛性パーソナリティ障害
境界性パーソナリティ障害
強迫性パーソナリティ障害については、

診断される人が非常に多くなっているので
それぞれ個別に解説していこうと思います。

 

また、次のページでは
『パーソナリティ障害』の診断基準、治療法について
お話していこうと思います。

下記のページもあわせて
ご覧ください♪

 

『パーソナリティ障害』の診断、治療法

 



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