向精神薬が「病気」を作る!?
~抗うつ薬が病気を生み出すシステムを解説~
『薬が病気を作っている』という
前回の記事の続きです。
前回の記事をまだ見ていない方はこちら
↓
向精神薬が「病気」を作る?
向精神薬の服用で生じる「副作用」や「離脱症状」が
病気を悪化させる(作り出す)という実態…
ひらたくいうと、
薬による副作用で患者さんの状態が悪化しても
「元の病気の悪化」または「新たな病気の発症」と
一元的に捉えられてしまうことがある。
だから、ただ薬は増量or追加になっていく…
という悪循環が生じているということです。
少し専門的な内容で分かりづらかったと思うので、
今回の記事では、上記の内容を具体的に
説明&解説し、その回避方法も紹介します。
●薬が病気をつくる仕組み(うつ病→双極性障害)
「うつ病」は、かつては「躁うつ病」
ひとくくりにされて考えられていました。
しかし、現在では躁うつ病は「双極性障害」と呼ばれ、
「うつ病」とは区別されています。
「双極性障害」とは?
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うつ状態だけが起こる病気を「うつ病」です。
このうつ病とほとんど同じ「うつ状態」に加えて
うつ状態とは対極の「躁状態」も現れ、
躁とうつを繰り返す病気が『双極性障害』なのです。
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この、「双極性障害」の診断数は
年々増加しているように思えます。
その理由は、抗うつ薬や抗不安薬による興奮状態を
病気である「躁状態」だと捉えられる場合があり
「双極性障害」と過剰診断されるケースもあるからです。
ひらたくいうと、
『抗うつ薬によって、双極性障害が作られている』
という見方もできるということです。
うつ病の治療にはSSRI、SNRIがメジャーで
昔からある三環系、四環系抗うつ薬が使われます。
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<抗うつ薬の一例>
SSRI:ルボックス、デプロメール
パキシル、ジェイゾロフト
SNRI:トレドミン、サインバルタ
三環系:アナフラニール、トフラニール
四環系:ルジオミール、テトラミド
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SSRIは選択的セロトニン再取り込み阻害薬の略号で、
その名の通り、
と作用機序を説明しようと思いましたが、
”専門的な言葉”で難しい説明をしたくないので
この薬の作用機序の説明などは割愛します。
なんとなくのイメージだけつかんでください。
SSRI、SNRIなどの抗うつ薬は、
興奮性、衝動性を高め、自殺願望を沸かせたり、
攻撃的、暴力的な行動を誘発しやすい薬だと…
こういった薬を服用していると、
「うつ症状」だった人が「躁状態」になるという
ケースがみられます。
これを『躁転』と呼びます。
抗うつ薬を服用して、気分が落ちた「うつ状態」から、
気分がハイで高揚したになる「躁状態」に転じた
という体験をされた方は読者さんの中にもいるでしょう。
アナフラニール、トフラニール、アモキサンなどの
「三環系抗うつ薬」と呼ばれる
古いタイプの抗うつ薬がありますが、
この薬の服用で、1年のうちに4回以上も
躁状態とうつ状態を繰り返す「ラピッドサイクリング」を
起こすことも指摘されているので注意が必要です。
●病気か? or 薬の効きすぎか?
現代の精神医療では『躁転』
その患者さんは「元から双極性障害だった」
または「双極性障害を発症した」と捉えます。
そこで、今度は「双極性障害」
気分安定薬が投与されることになる…
薬を減らす方向にいくよりも、
「双極性障害」という名の診断が下り
抗うつ薬に上乗せして薬剤が増えていくのです。
実際に、双極性障害の人は多くいるし、
そこで正しい診断を下すことは重要なことです。
正しい診断は、患者さんにとってプラスになり
双極性障害の症状を安定化させることで
社会に適応できるようになることもある。
それは紛れも無い事実です。
『精神薬の恩恵』を否定している訳ではありません。
しかし、本当は双極性障害ではない人が
双極性障害の治療薬を飲まされて鎮静され、
感情や認知力が鈍った精神の荒廃した状況になる…
こんな一面があることも、また事実なのです。
統合失調症の治療薬である『ジプレキサ』は
”双極性障害”に適応が拡大された日本で最初の薬です。
元は「抗精神病薬」であるジプレキサは
神経遮断薬とも言われるように、神経の活動を抑制し、
脳を
この精神薬の投与によって、
脳は撹乱され、神経伝達物質はかき乱されます。
この状態が続くと、脳のシステムは
完全に薬に依存して不自然なものになる…
そして、「認知障害」とも言われる
思考や感情の働きが鈍った、
荒廃した状態に陥ることになることもあるのです。
ところが、この無気力な状態すらも、
統合失調症の「陰性症状」とみなされることがある。
さらに追加になった薬の副作用すらも
「統合失調症の症状そのもの」とみなします。
そして、薬剤カクテルといわれるように
『多剤併用療法』で薬がどんどん増えていき、
精神薬から脳が抜け出すことのできない状況になる…
鎮静、覚醒、睡眠、抗不安、意欲の発起…
本来、人間にそなわった感情・思考の働きは
脳の自然な働きによって起こるものです。
しかし、薬物の作用で脳の神経をいじくり、
自分本来の「感情・意欲・思考」のコントロールすら
完全に手放してしまうと、
その人の精神は、荒廃していくことになるでしょう…
●「投薬のみ」の対症療法から逸脱!!
したがって、向精神薬の投与は
本当に慎重に行なわなければなりません。
原則としては
「症状に合わせて計画的に薬を減らしていき、
最終的には投薬治療からの離脱」
を目指すべきだと私は考えています。
しかし、現実には逆のケースが多い…
それは、現代医療の根底に
「対症療法」
「対症療法」は薬によって症状をコントロールする考え方で
現在の精神科や心療内科ではこれが基本になっています。
つまり、臨床の現場では
「
脳をコントロールするため
と判断されるのが通常なのです。
したがって、治療を受ける際には問診時に
「
伝えることが重要です。
あなたの主治医の考え方が
「ただ薬を飲み続けて、症状を抑え続ければいい」
という『臭いものには蓋を』…という考え方ならば
他の医療機関にセカンドオピニオンを仰ぐか
投薬よりもカウンセリングに重きを置い
医療機関を受診する事も考えてみましょう。
「心」は薬では治らない。
それを絶対に忘れてはないでください…
それでは、長文を最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
あでぃおす(o゚c_,゚o )
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正におっしゃる通りです
特に日本の精神科医は診断や処方のトレンドに乗りたがる人が多いみたいですよね
そして、心を治すのに患者の顔を観ないで電子カルテの画面ばかり見ていて医師としての主旨を大幅に外してる
ブログで山口県のサイコドクターSさんのような主張の精神科医もいますが、ブログ記事の物言いが余りに性格悪そうなので信頼する気になりません
あれでよく患者とラポール形成が出来るのかいな?と疑心暗鬼になりますが大きなお世話ですね
色んな事をブログに書いて下さるの楽しみにしてます
Lahm21さん コメントありがとうございます。
詳しいですね!ご意見参考になります。
医療はコミュニケーションが本当に重要だとつくづく思います。
今後もご期待に添える記事を更新していきたいと思います^^
偏ってますね、全体的に